上場廃止銘柄はどうなるか

○上場廃止とは

国内の主要証券取引所で取引が出来なくなる事を上場廃止と言います。

上場廃止となる基準は各証券取引所で定められており、この基準に抵触して証券取引所が判断する事で上場廃止となります。

○上場廃止となった場合の株の成行き

主要証券取引所は上場廃止を決定後は「整理銘柄」にその株を移行します。

「整理銘柄」に割り当てているのは、上場廃止を投資者に周知して、処分売買の猶予を与えるためです。

この「整理銘柄」で1ヶ月間の取引を行ってから上場廃止とします。

○上場廃止後の株はどうなる。

ほふり(証券保管振替機構)に保管されていた株券は株主の元に発送されます。

株主の手元にある株券は以下の位置付けとなります。

・その会社が事実上の倒産をした場合

この場合は株券の価値はゼロとなります。

・その会社が存続する場合

株券の価値はその会社の時価総額に基づく理論株価となります。

その株価を基本として他の人との直接相対取引での売買は可能です。

その会社の配当をもらう事が出来ます。

その会社が再度上場した場合はそのときの市場価格が、あらためて手元にある株券の価値となります。

<東証の整理銘柄(2011年9月現在)>

<東証の廃止銘柄(2011年分)>

<大証の整理銘柄(2011年9月現在)>

詳細は、以下をご覧ください。
「東京証券取引所」
「大阪証券取引所」

参考URL
ほふり(証券保管振替機構)

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