目標株価の決め方

相場の上げ下げにまかせておいては、決して株で儲ける事はできないでしょう。

そこで、自分なりの利益を確定するための値上がり時の株価を決めます。これを「目標株価」と言います。

この株価に達したら株を売却します。このときに初めて含み利益が確定利益となります。

このような売り方を「利益確定売り」といいます。

つまり、目標株価とはこの利益確定売りで利益が出る株価以上の株価となります。

では利益を確定するためには最低必要な株価はいくらになるのでしょうか。

それは、概算ですが以下の通りとなります。

利益確定売りに最低必要な株価 = 購入時の株価 + 売買手数料 + 源泉徴収税額

売買手数料は購入時と売却時の両方の手数料です。これは、証券会社で異なります。

あなたが証券会社の口座を特定口座の源泉徴収扱いの時は、清算時に証券会社が源泉徴収を代行してくれますが、税額は利益の20%となります。

ただし、平成15年1月~平成19年12月末までは、税率が10%(所得税7%、地方税3%)です。

これらの費用を見込んで目標株価を定めて株の値上がりを待ちます。

なお、一般的に目標株価はチャートの形状によって次のように設定します。

   
①切り返しの場合:
高値と底値の値幅の50%戻し分
②2点底の場合:
2つの底値の平均株価+中戻し分
③三尊形の場合:
最底値と中戻しの分値幅+中戻し分
   
④ペナント形の場合:
高値と安値の値幅分
⑤フラグ形の場合:
最初のポール部分の値幅分

株価が目標株価を超えて更に値上がりした場合は、速やかに、またはトレンドの転換を確認してから売ります。

売り惜しみをしてはいけません。場合によっては売りを出してもすぐに売却できない時がありますので、速やかに方針を決めます。

また、株価が目標株価に届かないまま値下がりを始める時がありますが、この時も速やかに売って下さい。

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