買える会社とは
株を買う時には、その会社の業績が良い事が重要な要素になりますが、業績の良し悪しを図る上で、その会社の業績の伸ばし方を観察する事で、その会社の考え方や今後の成長の見込みを窺い知る事ができます。
ここでは、会社の動向から「買える会社」かどうかを判断するための切り口を説明します。
一般的に会社が業績を伸ばす為には、行っている事業が成長する事が、最も基本的で重要な課題となりますが、行っている事業を成長させる考え方や方針を「戦略」と言います。
この戦略が必要となるのは、行っている事業には必ず「競争要因」(きょうそう よういん)が存在するからで、この「競争要因」は戦略研究の世界的権威者であるハーバード大学教授のM.E.ポーター氏によって以下のような存在が提唱されています。
・「競争要因」
すなわち、上記のような「競争要因」に対する競争優位性(きょうそう ゆういせい)を確保しながら事業を成長させるために、「戦略」が必要となるのです。
競争優位性とは競争要因に対して優位に立つための要素のことです。
なお、この戦略には定石があり、優れた業績を上げている会社ほど、この戦略が明確となっています。
ですから、このような戦略に則って事業展開を繰り広げている会社を、「買える会社」として注視すれば良い訳です。
以下は、戦略の基本的な考え方です。
・競争戦略:その事業が置かれているターゲット市場内での戦略
・成長戦略:その事業と市場の関係から事業を成長させる戦略
・事業再編:その事業をその会社と他社との関係から事業を成長させる戦略
それでは各戦略について説明します。
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