グランビルの法則

グランビルの法則は、長期移動平均線と株価の関係から4つの買いポイントと4つの売りポイントを考案したものです。

なお、長期移動平均線は日足では25日、週足では26週を使用します。

・買いポイント

以下の4つを考案しています。

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買い1 移動平均線が下落か横ばいを続けていて、上昇しようとしている時に、株価が移動平均線を下から上へ突き抜けた時です。買いポイントの中では一番重要なポイントです。上値余地が一番期待できるポイントです。
買い2 移動平均線が上昇中ですが、株価が平均線を下回った時です。上昇が早かったために、利益確定売りが強くなり下落しました。そのまま下落していく恐れもありますから、株価が反転上昇するのを確認してから買いを入れます。

なお、このような買い方を「押し目買い」と言います。

買い3 株価が急激な上昇をすると移動平均線が追従できなくなり、その差が開くことがあります。この関係を「移動平均線との乖離」と言います。移動平均線との乖離が大きくなると、株価が下落して移動平均線に近づこうとします。これを「調整期間」と言います。このような時は、移動平均線を割り込まないで、再び反騰を始めます。

このときが、「買い3」のポイントです。

買い4 株価と移動平均線が下降に転じて、相場が下降トレンドに入っています。株価が急激な下落をすると移動平均線が追従できなくなり、移動平均線との乖離が発生する時があります。この場合でも「値ごろ感」から投資家が買いを入れるため、株価が自立反発して移動平均線に近づこうとします。

このときが「買い4」のポイントです。

しかし、このポイントは値幅も小さいため判断が困難です。

・売りポイント
以下の4つを考案しています。

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売り1 移動平均線が横ばいから下落に転じた時に、株価が移動平均線を上から下へ突き抜けた時です。売りポイントの中では一番基本的なポイントです。
売り2 移動平均線が下降中ですが、株価が平均線を上回った時です。下降トレンドのままで株価が再び下降して移動平均線を下回るのを確認してから売りを入れます。なお、このような売り方を「戻り売り」と言います。
売り3 株価トレンドが下降中でも一時的に株価が上昇して移動平均線に近づく場合がありますが、抜け切れずに再度下落に転じます。このときが、「売り3」のポイントです。
売り4 「買い3」のポイントは移動平均線との乖離が大きい時でしたが、これが「売り4」のポイントになります。移動平均線との乖離が大きくなると、株価が下落して移動平均線に近づこうとします。このポイントを狙います。
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