取引方法

実は、証券取引所に上場した上場株や証券会社の店頭に登録された公開株でも、その株を買いたくても、その株の売り注文が出ていなければ、あなたはその株を買えないことをご存知ですか。

同様にその株を売りたい人がいても、その株の買い注文が無いとその株が売れないのです。

つまり、証券市場において、ある株の売買取引が成立するためには、次の条件が必要となるのです。

・その株の売り注文と、その株の買い注文があること。
・売りたい株数と、買いたい株数が一致していること。
・売りたい価格と、買いたい価格が一致していること。

こうして、ある株の売買取引が成立した時の価格がその株の株価(時価)となる訳です。

では、もう少し、株価が決まる流れを詳しく説明します。

ここで、売りたい人を「売り方」、買いたい人を「買い方」と呼びますが、売り方は1円でも高く売りたいですし、買い方は1円でも安く買いたいと思っています。

そのような売買注文を効率よく平等に取引するために、次のような取引ルールが決められています。

・指値(さしね)注文よりも成行(なりゆき)注文が優先されます。
例えば、その株が取引されている値段が950円だった場合、成行注文での値段は950円となります。

つまり成行注文は時価で取引されます。
このように、取引される値段が具体的に指定している指値より成行注文が優先されます。

・時価に近い指値が優先されます。
売り方の指値でも買い方の指値でも現在の時価に近い方が、取引が成立しやすくなります。

このため、現在の時価に近い注文が優先されます。

・発注時間が早い注文が優先されます。

同じ内容の注文(指値・成行および株数)の場合は発注時間が早い方が優先されます。

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