株価の動き方

・株価が上がる時

いま、ある株の売り注文の指値と買い注文の指値が次のように寄せられているとします。

なお、売買が成立していない売り注文の指値と買い注文の指値を「気配値(けはいち)」といいます。

「気配値」を以下のように並べたものを「板(いた)」と呼びます。

但し、この板には表示されない情報があります。それは成行注文の情報です。

実は、成行注文は注文が出た時点で時価で取引が成立するのでこの板に表示している暇が無いのです。

 

 

 

 

 

では、現在値が売買注文によってどのように移り変わるかを説明します。

いま、この気配値に対して、成行で30000株の買い注文が入ったとします。

すると、この場合は価格を指定しないで30000株を買う注文なので、現在の気配値に優先して、995円の15000株から997円の5000株までの売り注文と売買成立することになります。

これで、995円の15000株から、996円の10000株までが板から消えて、997円の8000株は3000株に表示が変わります。

また、この結果、時価が997円に上昇する事になります。

なお、この買い注文が995円の指値だった場合は、現在の気配値が約定した後で売買される事になります。

 

 

 

 

 

 

 

・株価が下がる時

いま、この気配値に対して、成行で36000株の売り注文が入ったとします。

すると、この場合は価格を指定しないで36000株を売る注文なので、992円の1000株までの買い注文と売買成立することになります。

これで、994円の20000株から、993円の15000株までが板から消えて、992円の2000株は1000株に表示が変わります。

 

 

 

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キャンペーン情報
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