株主優待の権利を得る

株主優待とは株を所有している人たちに対して、自社製品やその他のサービスで還元を図る制度で自社製品の紹介や、安定株主対策の一環の意味も含まれています。

配当金の場合は会社の業績でその分配の有無が左右されますが、株主優待はあくまで会社の方針に拠りますので、上場企業の多くはこの株主優待制度を導入しています。

○どのような物がもらえるか

多くの企業は自社製品、商品券、割引券を株の保有数によって提供しています。

しかし、中にはユニークな物もあり、どのような物が貰えるかを探して見るのも銘柄探しのポイントのひとつになります。

○株主優待をもらうための条件

株主優待を得るためには、配当金と同様にその権利を得ることが必要となります。

そのためには、その権利が確定する期限まで株を所有することが必要となります。

この期限を「権利確定日(けんりかくていび)」と言います。

つまり、権利確定日前後に株を取得している事が必要なのです。

(権利確定日は決算月(けっさんつき)の月末の5営業日前となります。)

株主優待をもらうまでのスケジュール
例)決算月
ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ 5営業日前     4営業日前   月末    およそ3ヵ月後
ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ 権利確定      権利落ち日   最終受渡日 配当金支払い
ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ツ黴€ (購入最終日)   (売却可能)
この日までに買います この日から売却できます

なお、配当金と株主優待を両方得られる企業もありますので、このときの利回りは非常に魅力的なものとなります。

○株主優待の良い銘柄

株主優待の良い銘柄も配当金と同様に次のように探します。

・会社四季報等の情報誌から情報を収集する

「会社四季報」「日経会社情報」株主優待関連雑誌(amazon)
株主優待関連雑誌も企業の決算が集中する3月9月頃にはより多く
発行されますのでこのような記事を参考にするのも良いでしょう。

・インターネット等から情報を収集する

株主優待情報の専門サイトが充実してきており、その内容も非常に使いやすい物が
増えて来ていますので、このような優良サイトを活用する事も重要です。
株主優待生活
株主優待ガイド
株主優待同好会
株主優待倶楽部
株主優待写真博物館
株主優待コレクション
株主優待券オークション総合研究所
株主優待☆オークションランキング
学生投資家-株主優待生活
サラリーマンBのしがない株主優待帳
NET-IR「知って得する株主優待」
かぶこーネット
きらり☆魅力の株主優待
☆株主優待.Life☆

・株式関連の専門紙等から情報を収集する

特に株主優待情報の専門誌が決算時期には多く発売されますので、
このような雑誌を活用するのも有効な手段のひとつです。

株主優待を得る事を目的として、その時期だけ買うのは違法ですか。

まったく問題ありません。
株式を証券会社を通して購入されるのであれば、株式を得る目的や何時何株購入されるかは、まったくの自由であり、違法ではありません。
そして、このような目的で購入される投資家は非常に多く、このため、株主優待の権利確定日(3営業日前)までに、株価が逓増する事がよくあります。
ですから、株主優待や配当金の権利を得る場合には、遅くとも株主優待の権利確定日(3営業日前)までに購入します。
更に、株主優待や配当金の権利と併せて、株価の売買利益も得たい場合は、株主優待の権利確定日の2ヶ月くらいから株価の値上がり動向に注意を払いながら、適当な日に購入します。

(株主優待の権利確定日は4営業日前でしたが、平成21年11月19日(木)以降からは3営業日前に変更になりました。)

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キャンペーン情報
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